前回はインストール方法のみを紹介しましたが、今回は、ドメイン作成の基本的な流れ、メンテナンスモードの解除、日本語化についてご紹介します。

■ドメイン作成の基本的な流れ
まず、ispCPには以下の3つのグループが用意されています。
・管理者ユーザー
 サーバーのステータス確認、代理店の追加・管理、ispCPの設定等
・代理店ユーザー
 一般ユーザ(ドメイン)の追加・管理、ホスティングプランの管理
・一般ユーザー
 ドメインの管理(FTPアカウント、メールアドレスの設定等)

一般ユーザーを追加する=ドメインを追加することですが、管理者が一般ユーザーの追加はできません。
(自身でホスティングする場合でも)管理者が代理店を追加し、代理店ユーザとしてログインしてから、一般ユーザーを追加するという流れになります。

■メンテナンスモードの解除
インストールした状態では、ispCPは管理者しかログインできない、メンテナンスモードになっていますので、代理店ユーザや一般ユーザとしてログインするためには、メンテナンスモードを解除する必要があります。

管理パネル(管理者としてログイン)>System tools(上部タブ)>Maintenance mod(左メニュー)でメンテナンスモードの設定画面が表示されます。
Maintenance modeのプルダウンをDisableにしてApply Changesをクリックすれば解除されます。

■日本語化
ispCPは、多言語対応であり、管理パネルにて言語ファイルをアップロードすれば、日本語も利用できます。
日本語用の言語ファイルは、ispCPの日本語サイトのダウンロードからダウンロードすることができます。(現時点では、ispCP Omega 1.0.0 RC7 用でした)

管理パネル(管理者としてログイン)>Settings(上部タブ)>Internationalisation(左メニュー)で言語ファイルの設定画面が表示されます。
Language fileの参照ボタンからダウンロードした日本語ファイルを選択して、installをクリックすればアップロード&インストールされます。

管理パネル(管理者としてログイン)>General information(上部タブ)>Language(左メニュー)でJapaneseを選択すればメニュー等が日本語化されます。

今後追加するユーザーのデフォルトの言語を設定する場合は、
管理パネル(管理者としてログイン)>Settings(上部タブ)>Other settingsのDefault languageで設定します。

■FTPの起動
管理パネル(一般ユーザとしてログイン)で、FTPアカウントの作成ができますが、デフォルトの状態では、FTPサーバーは起動してません。
FTPを使う場合は、SSHコンソールにて、FTPを起動しておきます。
$ sudo /etc/init.d/proftpd start